入れ歯のいろいろ
歯を失った場合、最も損なわれる機能は、下あごの安定性だといわれています。歯がかみ合うとき、下あごと上あごは歯並び(歯列)を仲介して安定を図るため、歯を失うと正常な状態を保てずに、かみ合わせが不安定になっていきます。歯がなくなった時の治療方法としては、「入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)」の他に、「ブリッジ」「インプラント」の大きく3つの方法があります。
☆入れ歯のメリット・デメリット
入れ歯は失った歯を補って食べられるようにすることだけが役割ではありません。きちんと合った入れ歯をしていれば、口元が引き締まって印象も若々しくなり、はっきりとした発音で話すこともできます。
メリット
①どんな人でも使用できる
②健康な歯を削る量が少なくできる
③清潔に保てる・・・など
デメリット
①ものを噛む能力が低下する 部分入れ歯→天然歯の2~3割 総入れ歯→天然歯の1~2割
②見た目が悪くなることがある
③かみ合わせが変化し、装着が煩わしい
④痛みが出ることがある・・・など
入れ歯はその人の個性や人格を取り戻すための道具ともなりますので、定期的なメンテナンスと日頃のお手入れをしっかり行いましょう。